ユニプラスのこれから

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製品開発力と国内外のネットワークを生かした今後の事業展開について、生嶋 孝則社長のインタビューをご紹介します。

競争力ある製品開発を支えるのは、グループ全体での開発体制。

  • Q. ユニプラスの強みである技術開発力について、その原動力とは?

    生嶋:
    当社は、合成繊維の製造、産業資材製造機械の製作、本社機能をそれぞれ別会社で構成していますが、互いの連携が取れるような体制にしています。いわば、企画・製造・販売の各部門が、一貫して製品開発に臨む形です。
    たとえば、販売の最前線に立つ営業社員が市場のニーズを探り出し、新製品を企画。これを製造部門が原材料の研究も含めて製品化していきます。
    それに加えて当社の場合は、製品を製造する装置もグループ内で開発しているので、これも大きな強みになっています。イメージする製品を作る段階で、必要な機械の改良・開発が同時にできるというのは、他社と大きく違う点です。

    ユニプラスの技術開発体制

  • Q. 海外企業と共同開発もされていますね。

    生嶋:
    海外企業とのタイアップは、非常に活発です。
    最近では、とうもろこしを原料とするエコカー用のフロアマットが話題になりました。アメリカのデュポン社との共同開発で製品化したのですが、ハイブリッドカーや電気自動車に採用されています。今後、こういったプロジェクトはどんどん増えていくと思います。
  • Q. 現地企業とタイアップするメリットは何ですか?

    生嶋:
    いま合成繊維の世界市場は、大きく二極化が進んでいるんです。高品質な製品を選ぶ高級志向の層と、安価な製品を好む中間層。
    当社はその両方にアプローチしている訳ですが、安価でマーケットが既に海外に移っている製品に関しては、日本でつくったものを無理に輸出するより、海外で製造・販売した方がずっと競争力があるし、為替の影響も受けません。
    海外生産となる品質管理の問題が重要になってきますが、当社の場合は、製造機械も作っているため、どの機械を提供して、どのように生産効率を上げるかといった計画も立てやすいんです。

海外展開では、現地の優良顧客との信頼関係が鍵。

  • Q. 海外展開を推し進めていくうえで、課題も多いかと思いますが?

    生嶋:
    確かに海外進出にはリスクも伴いますが、幸いにも当社の場合は、設立当時から東南アジアむけに産業用機械を輸出していたので、アジア企業との強い人脈があります。先代社長の頃から培ってきた信頼関係が、今の海外進出を支えてくれています。
  • Q. なるほど。国内海外ともに「連携」がキーワードということでしょうか?

    生嶋:
    そうですね。自社内はもちろんですが、海外企業との関係では特に配慮が必要です。大切なことは、お互いにとってプラスになる関係であること。当社だけが得をしているような関係では、短期的には利益が出るかもしれないが、長続きするものではありません。
    お互いに利益を享受し、融和しながら、成長できるパートナーでありたいと思っています。

国内外のネットワークを生かして、さらなるステージへ。

  • Q. 今後の展開をお聞かせください。

    生嶋:
    海外とのタイアップは、今後も力を入れていきます。現在、アジア企業を中心に数百社以上のネットワークがありますが、商圏も欧米やアジアだけでなく、アフリカ、北欧、ロシア、南米などにも拡大しつつあります。
    また同時に、主力製品である原糸の高付加価値化にも注力していきます。日本市場を意識しながらも、新興国など世界が求める新たな価値を創り出して、日本発の製品として送り出していきたいと思っています。

    ユニプラスのグローバル戦略

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